サンヨーという家電メーカーはブランドイメージがあまり良くなかった。
今のように価格破壊が実現するずっと前からサンヨーの家電はホームセンターなどで特売コーナーの常連だった。
サンヨー製25型テレビ(もちろん安物)を買ったことがあるがたった8年で壊れたのですごく頭にきた。
しかしたまに大ヒットを出すのもサンヨーという会社のすごさだ。エネループの大ヒットは記憶に新しい。
また1980年代にはステレオラジカセおしゃれなテレコもヒットした。当時の音楽ファンにとって憧れの製品であった。
そのおしゃれなテレコシリーズの21世紀に入ってからの製品がこれ。

おしゃれなテレコ・U4-MT12(L)
アマゾンの取扱い開始が2005年となっている。
三洋電機はパナソニックに吸収されもうラジカセは作っていないのでこれは末期の製品だ。
おしゃれなテレコというとステレオラジカセというイメージがあったがこれはモノラルだ。
ステレオタイプも発売されていたがモノラルの方がかっこいいのでこっちにした。

おしゃれなテレコといえばダックスフントのロゴマーク。
この製品にもしっかり入っている。
おしゃれなテレコ・U4-MT12(L)
安かった。購入価格は2919円。まさかこんな価格で新品のラジカセを買える時代が来るとは。
あちこち簡略化されていて販売価格の安さも納得。
例えばカセットホルダー内でカセットのガタツキを抑えるための板バネ。昔のラジカセなら金属の別部品だったがこれはプラの一体成型。

テープセレクターもノイズリダクションもトーンコントロールも電源オンを示す豆ランプもテープカウンターもなんにもない。

全盛期のおしゃれなテレコを知る人にとっては見るも無残な安っぽさだ。
あまりにもお粗末なのですぐ壊れそうだと思った。ところが意外と丈夫。
購入は2008年だが、それ以来8年間酷使を続けて故障なし。
購入時からしばらくはカセットばかり聴いていた。安っぽい音だが9センチスピーカーのおかげでエレキベースの低音も一応出る。これの前に使っていた無名メーカーの小さなステレオラジカセだとベース奏者が失踪したようなシャカシャカした音だった。
最近この製品でラジオを聴くようになって気づいたことがある。アナウンサーや歌手の「さ行」の音がかなり歪むのだ。FMしか聞かないがどの放送局でも歪む。カセットを再生している時は歪まないのでラジオ部分だけの欠点だ。
最近はラジオばかり聴いているのですごく気になる。