ビリー・ジョエルが無名時代に在籍していたグループがThe Hassles(ザ・ハッスルズ)である。
2枚のオリジナルアルバムを残して解散した。発売したシングルの枚数は不明だが少なくとも5枚発売したことを確認している。
今回はザ・ハッスルズのベスト盤CDThe best of The Hassles You've Got Me Hummin'を紹介しよう。

このCDは1999年にアメリカのRazor & Tieレーベルから発売された。ハッスルズのCDは怪しいブートが多数出回っているがこのCDは正規盤である。
ベスト盤ではあるがちょっと企画意図のわからない部分がある。ファーストアルバムからはなんと全曲収録。ただしGiving Upはバージョン2と呼ばれるショートバージョン。
セカンド・アルバムについては全8曲のうち7曲を収録。Hotel St. Georgeは収録漏れとなってしまった。そしてHour of the Wolfは途中でフェードアウトしてしまうショートバージョン。
これがおかしいのだ。ハッスルズのファーストアルバムは正規盤としてCD化されておりセカンド・アルバムはCD化されていない。つまりセカンド・アルバムの方を全曲収録すべきであってファーストアルバムは何曲か抜粋収録するだけで良かったはずだ。
オリジナルアルバムに収録されなかったシングル曲も4曲入っている。しかしこれらの4曲についても前記のファーストアルバムのボーナストラックとしてCDとして発売済みのものばかり。他に未CD化のシングル曲があるのになぜそっちを収録しなかったのか。このCDの製作者は消費者心理をよくわかっていないと思う。
そもそもアルバム2枚しか出していないグループのベスト盤を出す必然性があるのか。
普通にオリジナルアルバムを2枚出してそれぞれにシングル曲をボーナス・トラックとして収録すれば良かったのではないか。
疑問はつきない。

このCDはジャケットセンスも悪いしレーベルデザインもアメリカらしい大雑把でお粗末なもの。

90年代から急に増えた曲目表示のないレーベルデザインだ。
ライナーノーツにはいろいろ興味深い話が載っているのかもしれないが英語なのでわけわからん。
やっぱりCDは紙ジャケ入りの日本盤がいい。