サイモン&ガーファンクルといえば1960年代のアメリカポピュラー音楽界を代表する偉大な二人組だがプロミュージシャンとしてレコードデビューしたのは1956年だ。当時まだ高校生だった二人はトム&ジェリーというふざけたグループ名でヘイ・スクールガール(Hey, Schoolgirl)というヒットを放っている。今回紹介するのはその頃の音源を収録したアルバムTwo Can Dream Aloneだ。

ジャケットはタイトルもグループ名もなしのシンプルなもの。


レーベルデザイン。曲目表示なし。手抜きだ。

トム&ジェリーはS&Gのようなフォークロックではなく、エルヴィスに代表される1950年代のロックンロールそのものである。ヘイ・スクールガールはちょっとヒットしたので作曲者のサイモンは後にその印税で車を購入したというからすごい。トム&ジェリーの楽曲は全てサイモンの自作。その他にT&JとS&Gの間にサイモン、ガーファンクルそれぞれがソロで吹き込んだ自作曲も収録されている。どの曲も完成度が高く二人の歌も上手い。
ちなみにサイモンがジェリー・ランディス、ガーファンクルがトム・グラフという芸名で二人合わせてトム&ジェリーだ。
S&Gの名曲「The Only Living Boy In New York」に「Tom, get your plane right on time」という一節があるがこのTomとはガーファンクルのことである。
S&G関連の1950年代の時期の音源はすでに著作権が切れたので最近大量にCDが出てきた。品質の怪しいものもあるようだ。
このTwo Can Dream Aloneはまだ著作権が切れる前の1990年代に発売された。雑誌レコードコレクターズの新譜コーナーでも紹介された正規盤である。