アマゾンのマーケットプレイスで本を買う場合状態表示の確認は必須だ。
「新品」「ほぼ新品」「非常に良い」「良い」「可」・・・と5段階に分かれて表示されている。
1円で出品されている本の場合はたいていが「可」で「良い」もちょくちょく見かける。ごくまれに「非常に良い」もある。
だが「ほぼ新品」の本が1円で出品されているのを見たことがない。
今までマケプレで買った1円本は文庫本ばかりだった。必ず状態表示が「良い」以上の物を買うようにしている。ネットの評価を見ていると「"良い"と書いてあるのにボロボロだった!」と激怒している人も多いが、運が良かったのか今まで失敗はなかった。全て本当に状態の良い本が送られてきたのだ。むしろ500円くらいの高値で出品されている古本の方が状態が悪い物が多い気がする。
だが1円で出品されていても1冊につき送料が257円かかるので実際に支払う金額は258円。昭和の文庫本は定価が300円以下の物が多数あるのであまりお得感はないのであった。
では文庫本ではなくハードカバーではどうだろうか。というわけで今回初めてマケプレで1円のハードカバー本を買ってみた。江戸川乱歩の小説「怪人二十面相」だ。

出版はポプラ社。状態説明は「良い」。


表紙カバーの上部が波打ってヨレヨレになっていた。




カバーを外すと同じ絵が表紙に印刷されている。
角が折れているページがあったが紙は真っ白で中身は綺麗だった。背割れもない。


1964年第1刷1990年第91刷。2017年現在も複数の出版社から発売されている。
元々は1936年に発表された作品。すごいロングセラーだ。


1990年頃はこんな立派な装丁の本が600円で買えたんだなあ。

たった一冊で判断するのもどうかと思うが今まで1円で買った文庫本に比べると状態はちょっと悪いという印象だ。
今後はなるべく状態が「非常に良い」以上のものだけを買おうと思う。

内容は子供向けのわかりやすい推理小説だ。「ですます体」の文章がとてももどかしいがストーリーはテンポよく結末も明快で大人が読んでも楽しめる。たぶん。
このシリーズは人気ライトノベルビブリア古書堂の事件手帖シリーズでネタにされたり現代風にアレンジされたアニメが放映されたりして近年最注目されている。
著者の江戸川乱歩が亡くなってから50年以上が経過しているためこの作品の著作権は消滅している。
アマゾンのKindleストアでは消費者サービスの一環としてこの本を無料公開している。
Kindle端末を所有していなくても「Kindle for PC」という無料ソフトをパソコンにインストールすれば読めるようになる。