ラジオは魔法の小箱だ。
無限に音楽が湧き出てくる。
そんなわけでラジオを買うことにした。ラジカセやCDラジオではない、ただのラジオだ。
条件は「日本の一流メーカー製」「スリープタイマーつき」
いろいろ検討した結果パナソニック RF-U100TV-Kに決めた。
ソニーのICF-M780NICF-801も良さそうだったが前者は本体が薄っぺらくて倒れやすそう、後者にはスリープタイマーがないのでやめた。

シンプルでハイセンスなデザインだ。
ボディは黒のプラスチックだがつや消し仕上げなので安っぽさがない。
本体の表示は全て日本語なので安心。もちろん説明書も日本語だ。
前面は液晶部分を除く全面がダークシルバーの丈夫な金網。
ボディのつや消し黒と良いコントラストになっている。
裏面を見るとインドネシア製の表記あり。中国製ではなかった。

電源コードを接続してあちこちいじった。どこかボタンなどをさわるたびに液晶が光る。
バックライトはホワイトだ。

時刻表示機能がある。ワンセグテレビ音声を受信した瞬間に自動で時刻合わせしてくれるので便利だ。
ボリュームノブをいじった時に「しまった」と思った。回すとクリック感があるのだ。昔のアンプのボリュームにもこういうのがあった。小音量での調整がしにくいタイプのボリュームだ。知ってたら買わなかっただろう。

だがボリュームをいじると液晶ライトが点灯し、クリックに合わせてボリューム表示の数字が変わるとわかって「ほー、こりゃ面白い」と思った。今では大いに気に入って無駄にクリクリしたくなる。ボリュームと並ぶ選局・選択ダイヤルにもクリック感がある。
FMアンテナは長い。5段で最大まで伸ばすと67センチくらいある。受信性能は良さそうだが・・・

購入から数日はノイズに悩んだ。これはFM放送受信についての話だ。
(皮肉なことにほとんど聴かないAMやワンセグTV音声は良好な受信状態だ)
設置場所をあちこち変えてアンテナの角度もいろいろ試したがなかなか改善されない。
ラジオのノイズ対策には電源コードにフェライトコアを噛ませるのが良いという記事を読んで真似したが効果なし。

ヤケクソ半分でパソコンの上に置いてみると受信状態が安定。それに伴ってノイズもなくなった。

アナウンサーのサ行の発音も歪まなくなった。
パソコンの上なんて一番ノイズだらけになりそうなので設置場所の候補としては最初から除外していたのだ。何事も試してみなきゃわからないものだ。その後もいろいろ試した結果どうやら壁コンセントの近くほどノイズが酷くなるとわかった。壁の向こうに隣の部屋のコンセントが埋まっている場所でもノイズだらけだった。
四苦八苦してようやく快適に聴けるようになった。
実はラジカセやCDラジオは何度も買ったが単品のラジオはこれが人生初の購入。
受信がバッチリ決まるとこんなに良い音なのかと驚いた。安物のラジカセなど比べ物にならない高音質だ。
CDやレコードでは洋楽ロック中心に聴いているがこのラジオではNHKFMが放送しているクラシック番組中心に聴いている。実に心地よい音だ。低音から高音までバランスが良い。エージングが進めばさらによくなるだろう。夜遅くなるとスリープタイマーをセットして聴きながら寝る。そして一日は終わる。人生はまだ終わらない。

【2017年12月追記】
購入日が去年の11月15日。保証期間の一年を過ぎた。故障や不具合はない。
アンテナの先端に銅線を括りつけて受信状態を安定させる方法を試してみた。
いらないスピーカーケーブルがあったので半分に裂いて使った。
こんな感じ。

実は大昔からこの方法を知っていたのだが試したことは一度もなかった。
美観を損なって格好悪くなるのがわかりきっていたからだ。
見た目はやっぱりアレだが効果は絶大だった。
受信は高いレベルで安定している。
NHKばかり聞いていると定時にニュースが入る。
アナウンサーが一瞬沈黙すると完全な無音になる。ノイズは皆無だ。
クラシック音楽では時折演奏がすごく小さな音になる。そしてその時にノイズが聞こえることがある。
だがこれはラジオのせいではない。
再生しているアルバムのマスターテープに含まれている微小なノイズを忠実に再現しているのだ!
最新のデジタル録音の演奏ではノイズは一切聞こえないので間違いない。
実に快適だ。
これがこのラジオの真の実力なのだろう。

この方法を試す場合はロッドアンテナは畳んだままの方がいい。それで十分な効果がある。
伸ばした状態で先端にコードを括りつけるとラジオが倒れやすくなって危険だ。
なおこの方法はFMのみに効果がある。